顕微鏡で胚を確認する培養室のスタッフ

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卵子凍結とは:流れ・知っておきたいこと・東京都の助成(最大24万円)

最終確認日 2026-10-16(制度は変わることがあります。出典で最新の情報をご確認ください)

出典の一覧(4件)

卵子凍結は、卵巣から卵子を取り出して凍結保存し、将来の妊娠に備える方法です。がんの治療などで卵巣の機能を失うおそれがある場合に行う「医学的な適応」による凍結と、仕事や暮らしの事情で妊娠の時期を先にしたい人が行う「ノンメディカル(社会的な理由)」の凍結があります。このページは主に後者についてまとめます。

卵子凍結の流れ

  1. 医療機関で相談・検査 — AMH 検査や超音波検査で卵巣の状態を確かめ、計画を立てます
  2. 卵巣を刺激する — 飲み薬や注射で、複数の卵子を育てます。この間は短い間隔で通院します
  3. 採卵 — 膣から細い針を入れて卵子を取り出します
  4. 凍結保存 — 取り出した卵子を凍結し、医療機関などで保管します。保管には毎年費用がかかります
  5. 使うとき — 妊娠を望むときに卵子を融かし、顕微授精で受精させて、育った胚を子宮に戻します

ノンメディカルな卵子凍結と、凍結した卵子を使う治療は、保険の対象外(全額自費)です。

知っておきたいこと

日本産科婦人科学会は、ノンメディカルな卵子凍結を考える人に向けて動画とポスターを公開し、年齢を重ねてからの妊娠・出産は母体と赤ちゃんの双方にとって危険性が高くなるため、そのリスクを理解して準備するよう呼びかけています。そのほかにも、次のことを知っておいてください。

  • 将来の妊娠・出産を約束するものではありません。 凍結した卵子を使っても、妊娠・出産に至らないことがあります
  • 妊娠・出産するときの年齢によるリスクは残ります。 若いときに凍結した卵子を使っても、妊娠中や出産のときの体への負担は、そのときの年齢で決まります
  • 採卵には体への負担と、まれに合併症があります。 卵巣が腫れる「卵巣過剰刺激症候群」や、出血・感染などです
  • 保管の方法と期間を確認しておきます。 どこで、何年まで、いくらで保管するのか、使わなかったときはどうなるのかを、契約の前に確認してください

凍結するときの年齢が若いほど、卵子1個あたりの妊娠につながる可能性は高いとされています。何個凍結するとよいかは年齢や卵巣の状態で変わるため、医師とよく相談してください。

東京都の卵子凍結の費用助成(令和8年度)

東京都は、将来の妊娠に備えて卵子を凍結する人を対象に、調査事業への協力を条件として費用を助成しています。

項目内容
対象都内に住む女性で、採卵日の年齢が18歳以上40歳未満(不妊治療を目的とする採卵・凍結は対象外)
回数1人1回
対象の費用採卵の準備のための投薬、採卵、卵子凍結
凍結した年度の助成上限20万円
保管の調査への回答翌年度以降、回答ごとに一律2万円(令和10年度まで)
合計の上限令和8年度に凍結した人は最大24万円
東京都の卵子凍結の助成(令和8年度に凍結した場合) 凍結した年度:上限20万円 採卵の準備の投薬・採卵・卵子凍結の費用 翌年度以降:一律2万円ずつ 保管の調査に回答するたびに(令和10年度まで) 合計:最大24万円 1人1回。採卵日に18歳以上40歳未満 条件は年度で変わります。東京都福祉局の案内で確認してください

手順

  1. 都がオンラインで開く説明会に参加する
  2. 説明会のあとに、調査事業への協力を申請する(説明会より前の申請は対象外)
  3. 都の登録医療機関で受診する(説明会に参加した日から1年以内に治療を始める)
  4. 凍結が終わったら、医療機関の証明書や領収書をそろえて申請する

令和8年4月1日〜12月31日に凍結が終わった場合の申請期限は、令和9年3月31日です。条件や登録医療機関の一覧は年度ごとに変わるので、東京都福祉局のページで最新の案内を確認してください。凍結した卵子を使って生殖補助医療を受けるときの助成も、別に設けられています。

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よくある質問

卵子凍結をすれば将来必ず妊娠できますか?

将来の妊娠・出産を約束するものではありません。凍結した卵子を使っても、妊娠・出産に至らないことがあります。

東京都の卵子凍結の助成はいくらですか?

凍結した年度は上限20万円、翌年度以降は保管状況の調査へ回答するたびに一律2万円で、令和8年度に凍結した人は最大24万円です。採卵日に18歳以上40歳未満の都内在住の女性が対象です。

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