
制度と費用・妊活前・検査
ブライダルチェックとは:検査の内容と、東京都の検査費用の助成
最終確認日 2026-10-16(制度は変わることがあります。出典で最新の情報をご確認ください)
ブライダルチェックは、結婚や妊娠を考えはじめたときに、妊娠に関わる体の状態を確かめておく検査のことです。決まった定義がある言葉ではなく、医療機関によって検査の組み合わせが違います。国や自治体は、妊娠前から自分の体と健康に向き合う取り組みを「プレコンセプションケア」と呼んで、知識の普及や相談の場づくりを進めています。
主な検査の項目
医療機関ごとに組み合わせは違いますが、次のような検査がよく含まれます。
| 分類 | 主な検査 | わかること |
|---|---|---|
| 子宮・卵巣 | 経腟超音波検査 | 子宮筋腫・卵巣のう腫など、形の異常がないか |
| 卵巣の予備能 | AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査 | 卵巣に残っている卵子の数の目安 |
| 感染症 | クラミジア、梅毒、HIV、B型・C型肝炎 など | 妊娠や出産に影響する感染症がないか |
| 抗体 | 風しん抗体 など | 妊娠中にかかると赤ちゃんに影響する感染症への免疫があるか |
| 子宮頸がん | 子宮頸部の細胞診 | がんや前がん病変がないか |
| 男性 | 精液検査、精巣の超音波検査 | 精子の数や動き、精巣の状態 |
AMH の値は「卵子の残りの数」の目安で、妊娠のしやすさそのものや、妊娠できる年齢の限界を示すものではありません。結果の読み方は、検査を受けた医療機関で説明を受けてください。
保険は使える?
症状がなく、妊娠前の確認として受ける検査は、原則として自費です。料金は医療機関や検査の組み合わせによって違います。
一方、不妊を心配して受診し、医師が必要と判断した検査は、保険診療で受けられる場合があります。避妊をせずに1年たっても妊娠しない場合や、女性が35歳以上の場合は、早めに受診を考えてください。
東京都の助成(TOKYOプレコンゼミ)
東京都は、妊娠・出産を考えている都内在住の18〜39歳を対象に、講座(TOKYOプレコンゼミ)と検査費用を助成しています(令和8年度)。パートナーの有無は問いません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 都内在住の18〜39歳で、妊娠・出産を考えている人 |
| 流れ | ① プレコンゼミを受講 → ② 都が指定する登録医療機関で検査を受け、助言・相談を受ける → ③ アンケートに回答 |
| 対象の検査 | AMH 検査、経腟超音波検査、精巣の超音波検査、精液一般検査 など |
| 助成額 | 上限3万円 |
講座はオンラインで年22回あり、申し込みが多い回は抽選です。日程や申込方法は年度ごとに変わるので、東京都福祉局のページで最新の案内を確認してください。
検査のあとに
検査で気になる結果が出ても、すぐに妊娠できないということではありません。治療の必要な病気が見つかった場合は、その治療を先に行います。妊活を始めてからの流れは「不妊治療の保険適用」や「人工授精」「体外受精」にまとめています。
あわせて読みたい
- 不妊治療は何歳まで? — 年齢と妊娠の関係、保険の年齢のルール
- AMH検査 — 卵巣に残っている卵子の数の目安
- 卵子凍結 — 流れと東京都の助成
よくある質問
ブライダルチェックは保険で受けられますか?
症状がなく、妊娠前の確認として受ける検査は原則として自費です。不妊を心配して受診し、医師が必要と判断した検査は保険診療で受けられる場合があります。
東京都の検査費用の助成は誰が使えますか?
都内在住の18〜39歳で、妊娠・出産を考えている人が対象です(令和8年度)。講座(TOKYOプレコンゼミ)を受講し、都の登録医療機関で検査を受けると、上限3万円の助成があります。