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検査と治療・一般不妊(タイミング法・人工授精)

人工授精とは:方法・タイミング・保険と、体外受精へ進む目安

最終確認日 2026-10-16(制度は変わることがあります。出典で最新の情報をご確認ください)

出典の一覧(2件)

人工授精は、排卵のタイミングに合わせて、洗浄・濃縮した精子を細い管で子宮の中に入れる治療です。受精や着床は体の中で自然に起こるのを待ちます。タイミング法の次の段階として行われることが多く、2022年4月から保険の対象になっています。

不妊治療の中での位置づけ

厚生労働省の資料では、不妊治療の標準的な流れは次のように整理されています。原因が見つかればその治療をし、はっきりしない場合はタイミング法、人工授精、体外受精・顕微授精へと段階的に進みます。

段階治療内容
一般不妊治療タイミング法排卵日を予測して、性交のタイミングを合わせる
一般不妊治療人工授精排卵日に合わせて、精子を子宮の中に入れる
生殖補助医療体外受精・顕微授精卵子を体の外に取り出して受精させ、胚を子宮に戻す
不妊治療の段階(原因がはっきりしない場合) タイミング法 排卵日を予測して性交のタイミングを合わせる 人工授精 排卵日に合わせて、精子を子宮の中に入れる 体外受精・顕微授精 卵子を体の外で受精させ、胚を子宮に戻す 原因が見つかった場合はその治療を行います(厚生労働省の資料より)

なお、避妊をせずに1年たっても妊娠しない状態を「不妊症」といいます。女性が35歳以上の場合は、1年たたなくても検査や治療を考えます。

向いている場合

  • 精子の数や動きがやや少ない
  • 性交がうまくできない、または難しい
  • 子宮の入り口(頸管)の粘液が少なく、精子が子宮に入りにくい
  • 検査で原因が見つからず、タイミング法で妊娠しなかった

卵管が両方とも詰まっている場合や、精子の数が大きく少ない場合は、人工授精では妊娠が難しいため、体外受精や顕微授精を考えます。

治療の流れ

  1. 排卵日を予測する — 超音波検査で卵胞の大きさを測り、尿や血液のホルモン検査とあわせて排卵日を予測します。排卵を促す薬を使うこともあります
  2. 精液を採る — 当日、自宅または医療機関で採取します
  3. 精子を洗浄・濃縮する — 運動している精子を選び分けます
  4. 子宮に入れる — 細く柔らかい管で、精子を子宮の中に入れます。処置は数分で終わり、痛みは少ないことが多いです
  5. 妊娠の判定 — 次の月経の予定日のころに判定します

保険と費用

人工授精は「一般不妊治療」として保険の対象で、窓口負担は原則3割です。体外受精などの生殖補助医療にある「女性の年齢43歳未満」「胚移植の回数の上限」というルールは、生殖補助医療に設けられたものです。保険の条件は「不妊治療の保険適用」、費用の考え方は「不妊治療の費用の目安」をご覧ください。

体外受精へ進むかを考えるとき

何回続けるかに決まった回数はありません。次のことを主治医と話し合って決めます。

  • 女性の年齢 — 年齢とともに妊娠しやすさは下がるため、年齢が高いほど早めに次の段階を考えます(年齢別の数字は「体外受精」にまとめています)
  • これまでの回数と経過 — 何回続けても妊娠しない場合は、人工授精では越えられない原因が隠れていることがあります
  • 検査の結果 — 卵管や精子の状態によっては、最初から体外受精を勧められることもあります

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よくある質問

人工授精はどんな人に向いていますか?

精子の数や動きがやや少ない、性交が難しい、頸管の粘液が少ない、原因が見つからずタイミング法で妊娠しなかった、といった場合に行われます。

人工授精は保険で受けられますか?

受けられます。人工授精は「一般不妊治療」として2022年4月から保険の対象で、窓口負担は原則3割です。

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