
検査と治療・一般不妊(タイミング法・人工授精)
卵管造影検査(子宮卵管造影)とは:わかること・時期・痛みと注意点
最終確認日 2026-10-16(制度は変わることがあります。出典で最新の情報をご確認ください)
子宮卵管造影検査は、子宮の入り口から造影剤を入れ、X線で映しながら、子宮の内側の形と卵管が詰まっていないかを調べる検査です。卵管は卵子と精子が出会う場所で、詰まっていると自然な妊娠や人工授精では妊娠が難しくなります。そのため、不妊検査の中でも大切な検査とされています。
わかること
- 卵管が通っているか — 左右の卵管に造影剤が流れ、お腹の中に広がるかを見ます
- 子宮の内側の形 — 形の異常や、ポリープ・筋腫などによる変形がないかを見ます
- 卵管の先がふくらんでいないか — 卵管水腫などの手がかりになります
検査の結果は、タイミング法や人工授精で進めるか、体外受精を考えるかを決める材料になります。
受ける時期
月経が終わってから排卵までの間に、X線の検査室で行います。妊娠している可能性がある時期を避けるためです。日程は医療機関の指示に従ってください。
検査の流れ
- 診察台で、腟から子宮の入り口に細い管を入れます
- 造影剤を少しずつ入れながら、X線で撮影します
- 医療機関によっては、翌日などにもう一度撮影して、造影剤がお腹の中に広がったかを確かめます
痛みと注意点
- 少し痛みを伴います。 造影剤が入るときに、生理痛のような痛みを感じることがあります
- ヨードを含む造影剤を使います。 ヨードや造影剤でアレルギーの出た経験がある人、甲状腺の病気がある人は、必ず事前に伝えてください
- 検査のあとに妊娠したら、この検査を受けたことを伝えてください。 造影剤にはヨードが含まれます。なお、日本産科婦人科学会が意見を募っている診療ガイドラインの案(2026年・確定前)には、油性のヨード造影剤を使った子宮卵管造影が、母親と赤ちゃんの甲状腺の働きに影響することがあるという記載があります。確定版が出たら、この記述を見直します
- 検査のあと数日は、少量の出血が起こることもあります。発熱や強い腹痛が続く場合は、検査を受けた医療機関に連絡してください
検査のあとに妊娠することも
日本生殖医学会は、この検査のあとに自然に妊娠することも少なくないと説明しています。検査の結果が出るまでの間も、医師の指示に沿ってタイミングをとってかまわないかを確認しておくとよいでしょう。
保険と費用
不妊の原因を調べるために医師が必要と判断した場合は、保険診療で受けられます。ほかの不妊検査については「不妊検査」にまとめています。
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よくある質問
子宮卵管造影検査はいつ受けますか?
月経が終わってから排卵までの間に、X線の検査室で行います。日程は医療機関の指示に従ってください。
子宮卵管造影検査は痛いですか?
日本生殖医学会は「少し痛みをともなう検査」と説明しています。痛みが心配な場合は、事前に医療機関へ相談してください。